ただひとつ。Side Story




それだけじゃない。


バスケの選手宣誓もつとめた。


あの時は、何故か足元にあるマイクのコードに引っ掛かり…


危うくコケそうになりながらも真っ直ぐに前を向き直した。


そしてやはり曇りのないその瞳で……


会場にいる人たちを、魅了した。




「…まあ、ガンバレ。」


励ますまでもないだろう。


私はひよりの肩をポンポンっと叩いた。