ただひとつ。Side Story




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その横顔が、こちらに向こうとゆっくり動き出した時……、



颯太は急いで正面に向き直した。




一方のひよりは……、



そんな颯太の横顔を…じっと見つめている。




その視線をどこかで感じつつ…、



彼はカェオレを受け取ると……



逃げるようにして、
健が待つテーブルへと急いだ。





「……?お前熱でもあんの?」



戻ってきた颯太への第一声。




「…は?いや、全然。」



「顔赤いぞ。」



「あ?自分じゃわかんねーもんなあ…。」



ふたりがやりとりするそのすぐ横を…



ひよりが通り過ぎた。



颯太は気づいていたけれど…、顔をあげられなかった。





こんな表情を……



見られたくなんかなかったのだ。