ただひとつ。Side Story

彼の脳裏に……




全てが、フラッシュバックしてくる。




「…………。」



颯太は思わず……



さしていた傘を、手放した。




「…お前~、なにしてんだよ?」



健は、慌てて傘を拾い上げると…


彼の頭上に掲げた。




「………。どうした?」




颯太の…


異変に気づく。




「…何でもない、なんでも……。」




激しい頭痛が、彼を襲っていた。