ただひとつ。Side Story





「…寝た?」



「うん、寝てる。」



「全くも~…、いい所で人騒がせだよなあ…。」




日向を真ん中に、川の字になった君がぽつりと呟いた。



「…悪いことできないね。」



「いやいや、イヴは終わっても今日はクリスマスだし…少しくらいは、…なあ…?」



「………けど…、日向のサンタへのお願いって…。ふふっ…、そういうことか…。」



「…?今、さりげに話題変えたろ。俺には全く意味わかんね~。」



「いーの、わかんなくって。」



「なんだそれー?」



いじけた感じが何となく可愛い。


クリスマスマジック?



「俺も気づいたことあるぞ。」



「え。なになに?」



「……お前ら二人の寝顔がそっくりなこと。ひよりはうまいもん食べてて…、日向はおねしょした開放感……。…同じカオだった、ウン。」