ただひとつ。Side Story




その後……






加藤と会うことはなかった。






新しい道を歩く中で……



俺らは、幼かった自分の姿を次第に忘れていく。



出会いと別れを繰り返し……



風化していくものだ。





残るのは胸にしまった思い出だけ。



顔は忘れても、


声を忘れても……。



加藤という存在は…



いつまでも、


いつまでも……




ここに在る。