ただひとつ。Side Story

それでもやっぱり大地はしたたかで……




事件が解決されてもなお、奴を追い続ける。





「今日は?何かある?」



「おう。数学の課題。このプリント一枚と……、あとなんだっけ。理科のワークもあったような…?」




毎日うちのクラスに来ては、その日、連絡事項や課題があるかを聞いてくるようになった。



もちろん、颯太に伝える為に…。



かといって俺は特に介入するわけでもなく、それをただ淡々と知らせる。




俺には俺のやり方があるように、こいつはこいつなりのやり方があるのだろう。





それはそれで……


俺の出る幕じゃない。




学校に来なくなったあいつを……



こいつはなんとかしようと模索しているのか…?





全てを任せる思いでいたんだ。