ただひとつ。Side Story







数日後…






「……ふーん…。なる程。」




俺は大地に……


全てを話した。



いや、全て…ではない。



全部を話すことは、
俺の意地やプライドが邪魔して…


できなかった。



『巻き込みたくない』



…そう願っていたあいの想いを、無駄にしたくはなかった。


忠実に守ってやりたかった。



そして何より…


あの出来事は、俺らが唯一共有した秘密だと言える。



つまりは……




言いたくなんてなかった。





大地とは…協定のようなものを結んだはずだった。




申し訳ない気持ちがあることも否めない。




でも……



これが俺なりの…


友情の示し方だ。




…てか、俺と颯太の間にそんなものがあるのかはわからないけど…。