ただひとつ。Side Story

「本当にそれだけ?」



「…ああ。」


「ちなみに俺は手ェ出さないぞ。これ以上内心下がったらさすがにマズイ。」


「…お前は…、ただ見守ってろ。」




身にしみてるんだろう?


自分の犠牲になった青山に対しての…


精一杯の誠意だ。



「…分かった。わりぃな、和志。」


「…やめれ。あやまんなよ、…不気味だ。」


「ひでっ…」


「ぶっ…、ばーか!」


「…………。」





健が……


テストのカンニングを疑われたのは1年の時だった。


唯一…こいつを庇って、先生に刃向かったのは同じクラスだった青山で……



その事件は、色々な尾鰭がつきながらも…

多少の誤解と共に、
今なお、生徒たちには浸透している。




俺が気になる奴は…


どうしてこうトラブル起こすような奴ばっかなんだろうな…。