ただひとつ。Side Story

流石は元·生徒会。



サラリとあいつを庇う大地。



「…しょーもな…。」





俺は溜め息一つついて、それから…



部屋にポツンと残されたあいつをぼうっと眺めた。



一方の颯太は……



携帯の画面をじっと見つめては…



時折、口の端っこをキュッと上げて…



笑っていた。





…あーゆー所は、素直なんだけどなあ…。




つまりは……



『恋は盲目』ってことだ。





「そーいや颯太!結婚式の招待状はいつ届くんだ?俺、まだもらってねーぞ?」



「あ。そうだ、俺もだ。」


「…俺も~!」


大地と健も加勢した。





「…ああ。別にお前らにはやらなくてもいっかなって。紙の無駄じゃん?エコエコっ!」



何の悪びれもなく、颯太は呑気に笑う。