ただひとつ。Side Story

「だって、みんな青山くんの噂するだけしておいて…、誰も庇おうとしない。都合よく解釈して、本当のことなんて…他人のフリして見て見ぬふりだよ。」


「………そうだな。」


「…和志は青山くんと仲いいのか?」


「…いーや、全く、全っ然!」


「なら…、めんどくさいことに首突っ込むなんて、どうして?」


「……。う~ん。俺は…、半年近く同じクラスだけどまともな会話をロクにしたことはない。けど…、目ぇみりゃ分かる。」


「…目?」


「おう。あいつはさ、何か色々誤解されてるみたいだけど…、人をおとしいれようとか、卑怯なことは絶対にしない。」


「……。」


「あの目は、いつも真っ直ぐで…。嘘つくような器用なことはできないと思う。」


「………。」


「…それにだな、お前こそ…、何で助けようとした?クラスも違ければ、接点もないだろ?なのに……。」


「…同じかな。」


「…あ?」