ただひとつ。Side Story

でも…、



待てよ。



大地が考えなしにこんなことはしないか…。



頭もいいし、決して間違えた判断はしない。



だからこそ…



ますます、この事件には裏がありそうな気もする。



大地に話を聞くか…。




…と、その時…、




「ちょっと待てよ!」



立ち去ろうと歩きはじめた大地を…青山が制した。





「お前、何であんなこと…。」


「だって、してないんだろ?」


「そうだけど、首、突っ込むんじゃねーよ。」


「…え?」




おいおい…


…何だか…


雲行きが怪しいぞ…。




「別にそう思わせておけば良かったんだ。ややこしいことになるし。……アイツら今度はきっと、犯人探しみたいなこと始める。余計なこと、するなよ。」


「別に……。もう何もしないよ。疑い、晴れて良かったじゃん。…じゃ、俺行くから。」