~翔side~ 俺が指差したのは、観覧車だった。 先輩は、は?みたいな顔をしている。 そんな先輩を引きずっていき、観覧車に乗る。 観覧車の中を沈黙が満たしていた。 そんな沈黙が耐えきれず、俺は先輩に 「俺たちで偽物の恋をしませんか?」 そういった。 それに対する先輩の返事は、 「はぁ?」