~美和side~ 「俺と付き合いなよ」 そう、言っているのが聞こえた。 巧己が莉緒ちゃんに? 巧己は私のものなんだから………… この瞬間、私は決意した。 巧己から木下莉緒を引き離す。 私しか、考えられないように。