溺愛兄に囲まれて。





「あ、うん…」


なんでここにいるの? とは聞けなかった。


「ちなみに撮影は9時からだからもうちょっと寝ててもいいよ」


「いや、起きる… 涼兄と翔ちゃんは?」


「翔くんはもういないけど涼くんはいるよ」


「そっか…」


翔ちゃん、今日は朝早いんだなあ。