街に出ると、瞬はいた。


その場所は―クリスマス当日にだけ光る、大きなツリーのところだった。


まだ光ってないけど、もうすぐ光るだろう。


―瞬は1人。彼女はいない。


…今しかないよね…!


「っ…瞬…!」


私は叫んだ。