溺愛兄に囲まれて。




―あ。


そうだ、私たちの誕生日なんだから、まだ1ヶ月も経ってないじゃん…!


「…お母さん、私…」


そう私が言いかけると、お母さんはにっこりと笑った。


「分かってるわよ 私が帰ってきたのもそのためだしね―」


明日行きましょ、と約束した。