「…なんでっ。なんでなのっ?ヒック」



ここは病院。


あたしの前には大好きな人。

あたしを救ってくれた、大好きな人。


「ねえっ!ひかるくっ。起きてよぉ…。」


でも、その人はあたしがいくら呼び掛けても目を冷まさない。




──出会いは一年前。