それから4日間私は気を抜くことなく頑張った。
苦手な歴史も少し不安になりながらもゆっくり着実にやった。


そして高校生活初めてのテストは幕を閉じたのだった──





テスト明けの月曜日。
クラス皆、いやなことが終わってスッキリ!みたいな顔をしていた。


「じゃあ番号順に取りに来いー」


ついに返ってくる。
高校生活最初のテストが。


「…大山」


「はい。」


「川内。」


「はい。」


「はい、おめでとう。」


先生の言葉に驚いて答案用紙に目を向ける。

そこには大きな字で“100点”と記されていた。