「あ、冬也と陽!おはよ!」 那月の元気な声に思わず振り返る。 そこには2人が立っていた。 「那月と悠梨ちゃんおはよう!」 陽くんがいつもの元気な声で返事をした。 「おはよう、那月。…川内も。」 冬也くんもいつものふわりとした優しい笑顔を私たちに向ける。 元ヤンという事実を知ったけど、冬也くんと陽くんは身を引いたのだし、それに私と同じ気持ちを抱えているのだからそれを信じたい。 …いや、信じるって決めたんだ。