「俺も、川内にクリスマスプレゼントあげる。」


「え…?」


先生はそういうと私に近づき、首元にネックレスをつけてくれた。


「…これ…」


そのネックレスは夏の時とは違う、冬らしい雪の結晶のネックレスだった。


…うそ…
嬉しい。
嬉しくて泣いてしまいそうなのを私はぐっと堪えた。


「このネックレスを見たとき、川内に貝殻のネックレスをあげたときすごく喜んでたのを思い出したんだ。
…気づいたときには買ってた。」


……先生。


「ありがとう。
私もずっと大事にする…
この貝殻のネックレスと一緒に。」


私は隠していたネックレスを見せた。
先生は驚いていたけどすぐに笑ってくれた。