春に人気のない場所に連れて行かれてあんな思いをしたから私はずっと身構えていた。 すると竹内先輩はクスッと笑った。 「安心して? 私、なにもするつもりないわ。 …今日はね。」 今日は… 「…それってどういう意味ですか?」 怯えながらも声を振り絞って聞いた。 「前に忠告したわよね? なのにあなたは保健室に行ってる。」 「それは…っ」 「わかってるわよ。 あなた、体が弱いんでしょ? 玲から聞いた。」 …玲…って広田先生のことだよね? 名前で呼んでるんだ。