無事夏休みを迎えてやってきた7月30日。
この日に皆の都合がついたから遊ぶことになった。


「わぁ!
予想以上に広いね!」


那月、冬也くん、陽くん。
皆びっくりした様に遊園地を見回していた。


「私はよく遊んでたからあまり感じないけど…広いのかな?」


「すごい広いよ!!羨ましい!!」


それならここにしてよかったな。
それに…


「那月。」


私は那月に耳打ちをした。


「なに?」


「ここの遊園地の観覧車、一番高い場所つまり天辺でキスしたカップルは永遠に結ばれるんだって!」


「!!!」


那月は顔を赤くして私の方を見た。


「だから頑張れ、那月。」


そして頑張れ、陽くん。