「……あの時一緒にいたのは、綺深が家に泊りに来た時、部屋にいた人だよ」 京佑くんは、静かにそう言った。 泊りに来た時…? 私は、記憶を辿ってみた。 「……あ!」 あの、セクシーなお姉さん!? 私が、邪魔しちゃった…。 「思い出した?」 全然気がつかなかった…。 そもそも、顔とか覚えてないし。 でも、この前駅で見たときは、綺麗な人だなって思った。 「あんな綺麗な人だったんだ」 思わず思っていたことが口から零れた。 すると、京佑くんは一瞬目を見開いて、そして、ぷっと吹き出した。