そこには安心したように肩を落とす彼と近藤さん、原田さん、永倉さんがいた。 「トシ…」 私は目の前に立つトシに抱き着いた。 トシも私を強く抱きしめてくれる。 「良かった…、無事で…。舞咲」 彼の悲痛な声が聞こえた。 その声で、トシがどれだけ私を心配していたのか感じられた。