確かにあの男は私にとってトラウマだ。 同じ街に住んでいるから会うんじゃないかって恐怖がある。 「大丈夫だ、俺がついてる」 私を気遣うように頭の上から聞こえて来る声に、身体の震えはいつの間にか治まっていた。 やっぱりこの温もり…、落ち着く…。 「ありがとう、トシ」 私は彼の背中に腕を回した。