―――――――― ―――――― ―――― ―― 「送ってくれてありがとう、トシ」 「ああ」 私は家の前まで送ってくれたトシに礼を言う。 「…ッ!?」 突然、鋭い視線を感じた。 視線のした方を見てみると、誰もいなかった。 「どうした、舞咲?」 トシは心配そうに私の顔を覗き込んで来た。