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「送ってくれてありがとう、トシ」



「ああ」



私は家の前まで送ってくれたトシに礼を言う。



「…ッ!?」



突然、鋭い視線を感じた。



視線のした方を見てみると、誰もいなかった。



「どうした、舞咲?」



トシは心配そうに私の顔を覗き込んで来た。