そうこうしているうちに客間に着いた。 「勇さん、トシ君達が来たわよ」 「ああ、入れてくれ」 中からは幕末に聞いた近藤さんの優しい声がした。 あと、総司達の声も微かに聞こえる。 やっぱり、中に彼らがいるんだ。 幕末で共に暮らした彼らが――。 「行くぞ、舞咲」 「うん」 私が頷くとトシは障子に手をかけ、戸を開けた。 その瞬間――。