「いらっしゃい、トシ君。あの人なら客間にいるわ。総司君達も来てるわよ」 「いつも悪いな、しのぶさん」 トシと親しそうに話している女の人はしのぶさんというらしい。 ふと、しのぶさんと視線が合った。 「あら、綺麗な子ね。トシ君の彼女?」 「ああ、俺の彼女で桜井舞咲だ」 「舞咲です。これ、少しですが…」 私は簡単に自己紹介すると、しのぶさんに手土産として持って来たお菓子を渡した。