「…本当に大丈夫か?」 「大丈夫。…多分」 お父さん、無事を祈ってるよ。 私は心の中で合掌する。 ちなみに夫婦喧嘩でお父さんが勝ったことは一度も見たことがない。 恐ろしき、我が母…。 「でも、優しそうな両親だな。舞咲がどれだけ大事にされてるか、よく分かったよ」 すると、トシは私の指にその長い指を絡めて来た。 世に言う恋人繋ぎだ。