「無理はしないよ。私はね」 『私は』の所を強調し、トシから多稀を受け取った。 「舞咲に変わって俺が稽古をつける」 トシが前に出た途端、門弟達は顔を青ざめた。 彼の稽古は私やお父さん、お母さんよりも厳しいから、門弟達が顔を青ざめるのも分かる。 「おらぁ!そっちの奴からかかって来い」 「ひぃぃいいいい!」 門弟達の悲鳴が響き渡る。 その光景に私は愛し子達は笑みを零していた。