「舞咲、どうした?顔が赤いぞ」 「な、何でもない!」 「?」 トシと付き合って早半年。 何度見ても彼の見せる笑顔には見惚れ、つい赤くなってしまう。 私は赤くなる頬を押さえ、トシから視線を反らした。 「そうだ、舞咲。お前、明日空いてるか?」 「空いてるけど何で?」 「近藤さん達がお前に会いたいらしい」 近藤さん達は彼と同様に前世の記憶があって、私に会いたいと言っているらしい。