すると、頬を引っ張ってる私の手にトシの包帯が巻かれたそれが触れた。 「ごめん…。話したら、舞咲が俺を嫌いなると思ったんだよ」 「私がそんなことで嫌いになると思う?」 優しいけど俺様で、不器用な彼だからこそ好きなんだ。 私は頬に当てていた手を離すと包帯が巻かれたトシの手を取り、今度は自分の頬に当てた。 そして、目を閉じ、包帯越しに感じる温もりを感じた。