「怒ってるか、舞咲?」 トシは会計を済ませ、私の隣に座るといつもより弱々しい声で尋ねて来た。 そんな声で呼ばないでよ…。 許したくなるじゃん。 私は待合室の椅子から立ち上がると歩き出した。 後ろからトシが追いかけて来る。 「待てよ、舞咲!」 トシは私に追いつくなり、手を掴んで来た。