怒る私を余所にトシは私の手を掴む。 「ほら、行くぞ」 「ちょっ…。人の話を聞け!」 私は弁当を机から取ると彼に手を引かれるがまま教室を出た。 ―――――――― ―――――― ―――― ―― 「何考えてんの、あんたはッ!?」 トシと二人、屋上に移動すると私は彼に怒鳴った。