視線の先には赤くなった頬を押さえる希世さんと彼女を平手打ちしたであろう修平先輩がいた。 「修平…」 「いい加減にしなよ、希世。舞咲が彼氏作って、のうのうと生きて来た訳じゃない。舞咲は俺のせいで男嫌いになって、彼はようやく出来た彼氏なんだよ」 希世さんは目を見開いた。 何で修平先輩があのことが原因で、私が男嫌いになったって知ってるの? すると、希世さんは驚きを隠し切れていない眼差しをこちらに向けて来た。