「さ、桜井先輩!俺と付き合ってください!」 やっぱり…。 つか、公共の場で告白なんて度胸あるね、この男子。 まあ、その度胸は認めるけど、私には彼がいる。 私は小さく息を吐くと、告白の返事をしようとした。 すると、教室に黄色い悲鳴が響き渡る。 その直後にふわりと背中に温もりを感じた。 「悪いな、舞咲は俺のだから渡せねぇよ」