次の日、
学園の鐘が鳴り響き
新入生がロビ-に集まり
昨日渡されなかった、
プロフィ-ルと電子辞書が手渡された。

「相性のいい人のデ-タ-みたいねどう?良さそうな人居た?」

由美が、デ-タ-を見ながら
聞いてくる。

「会ってみたいとこれだけじゃ私にはわからないなぁ〜」

「確かに…そうよねっ…デ-タ-を見るより実際に会ってみないと何も解決しないし始まらないわよね…
ねぇどうせだったら、
この学園で再会した、男子も誘ってまた会わない?」

何て、話をしていたら
どのタイミングでそうなったのか
男子と偶然はち合わせした。
目線の先には、噂の男子と目があった。


「なんだっお前達ここにいたのか!偶然だな」
友夜がだんだん近づいてくる。
「菜月?気のせいか
元気なさそうだな…どうかしたのか?」
心配そうに、私の様子を伺い
話しかけてきた。

私に話しかけて来た友夜の話をスル-し、由美が話を切り替えた。
悩んでいる事にそっとしようとしてくれた気がした。