由美と私の部屋がどちらにするか決める為､
じゃんけんで決めることにした｡

｢由美はじゃんけん昔から強かったから､私が負けるのわかってる気がするけど…｣

由美は､
私を見て笑っている｡

｢じゃんけんは
すべては運なのよ
強いも弱いも無いわよっ｣

由美の､大人の発言は､
中学の時よりさらに
増した気がした｡

あれから3年しか経っていないはずなのに､でも
18才になった今あの15才の年から3年も経っているのね｡

なぁ〜んて考えて居る間にすでに､私は負けていた｡

右の部屋は､由美に取られ
私は左の部屋になった｡

残りの八畳の部屋はまだ､何に使うか決まってはいない｡

丁度､一階で食事の時間になり
由美と2人で一階の食堂に向かった｡

ただし今日のみは､ｶｯﾌﾟ麺の
焼きそばだったわけで､
ｶｯﾌﾟ麺の焼きそばを口にする｡

土曜と日曜以外はこの食堂を利用する為､
食事代が浮く｡

本来なら､
ちゃんとしたﾒﾆｭ-が出されても今日のみは､
この食事になった｡