その場に残された2人は、
どうしようか考えていた。
「菜月も居なくなってしまったわね…友夜これからどうしようか?友夜?」

友夜は、中央の階段をただ見ている感じに見えた。

「ねぇ友夜聞いてる?」

とっさに目が合い友夜は、
由美を見て
少し赤くなり、
言葉を出せず。

「どうしたの?友夜…」

「じゃじゃあなっ!俺そろそろ行かないと…」

友夜は、私の上がって行った階段に一度目をやり、その場から駆け出して行った。

その場に一人残された
由美は、あの後聞いた話では仕方なく部屋に戻ったらしい。

その頃、2階に上がった私は廊下を歩いて行た。

部屋らしき場所を見つけ
中を覗き込んでみた。

本が沢山並べられ、
どうやらここは図書館らしい。

余り使われて無いようにも思えるような空気が感じる。
そこには、この寮の地図が描かれていた。

地図を見るかぎり2階には、多目的ホ-ルがあるみたい。

その隣に掲示板が……。