片想い



いつも動いているはずの
おしゃべりロボが喋っていない。

ファンタジーのスタッフさんも
いつものようなテンションじゃない。


「でゎ中へどうぞ」


そうして案内されたうちらゎ
他のお客さんと混じりながら
ぞろぞろ室内へ入っていった。


「なーなー、みんなおる?」

「大丈夫大丈夫」

「岡本お前ちゃんとつかまっとけ」

「ありがとー…、」


"緊急事態発生"
"緊急事態発生"
"ただいま館内にゾンビが侵入しました
みなさん一刻も早く逃げてくだ…わーっ"

ザザザザザザー。

バンッ
「ううぉーーー」


キャーッ
キャーッ


「びっくりしたー(笑)」

突然飛び出してきた
一体のゾンビゎ手すりに
もたれかかっていた佐々木くんに
激突した。

「ちょー堀江ーっ」

「いややいややっ」


「わかったから!
とりぁえず落ち着けって!」

とりぁえずみんな
堀江にくっついていた。



キー…キキキキー…


目の前の大きな扉が
静かに開いていった。