「大丈夫大丈夫、何とかなるよ」 その後は陽からバイクの話を聞いたり、一緒にゲームをした。 ………陽は勉強しなくていいのかな? さっきは必死に教科書を見ていたはず……まぁ本人がいいならいいか。 「もうそろそろ帰るよ」 そう言って立ち上がった時、時計は8時を指していた。 「……送る」 そんな私を見てバイクのキーを持って立ち上がったのは、またしても蓮だった。