扉が開いて、先生が出てきた。 「先生!西森さんは―...」 「無事です。意識をとりもどしました」 それを聞いて、何かの荷物がふっと おりたように体が軽くなった。 ほっ...。 「あと2ヶ月ぐらいすれば、直るでしょう」 そうか、よかった..。