なんて言いながら、リーちゃんにメール画面にしたケータイを見せて。 「…ふっ」 読んだリーちゃんは、何故か苦笑した。 笑うところではないはずだけど。 「え?鼻で笑っちゃう?」 「うん」 即答で答えが返ってくるところから考えると、ちょっとテンションが上がりつつあるのかも。 塾の休憩中には何やってもいいから。 左の耳にイヤホンぶっ刺して好きなアーティストを聞く。 右に刺すイヤホンはいつの間にかリーちゃんの耳に。 「またラッドウィンプス?」 リーちゃんは何故かうんざりしてて。