男子二人、女子一人。健全なる共同生活。

「なんで、ねぇ……」
清花は少し首をかしげました。

 かわいい系では決してありません。
むしろクールビューティ、なんて言葉が似合いそうな美貌です。

清花はその、涼やかな美しい顔をビスクドールのように動かさず、いつもの無表情で応えました。

「なんとなく、かしら」

礼音はその答えに硬直してしまいました。

次に話しかけるべき言葉を探していると、目の前の大型ビスクドールが少し迷惑そうに口を開きました。

「私、そろそろ帰ってもいいかしら?」