恋飴なみだ味

『まぁまぁ、折角の朝ご飯が冷めちゃうわよ。』

今日もあたしは渋々、食卓を涼太と囲むことになった。

『はぁ。』

『ため息つくと幸せが逃げるよ。』

笑いながら言う涼太。

『誰のせいなのさ。』

『えー、俺っ!?』

『そーだよっ!!』

あぁ、またやっちゃった。

怒らなきゃって思うのに、笑っちゃうもん。

『ごちそうさま。』

あたしは髪をアイロンで真っ直ぐにのばして、家を出た。