*小さな光*−幸せな未来へ−




ガチャッ



あたしは、屋上のドアを開けた。



すると、ベンチのほうに人影が見えた。



まさか…!!



あたしは、あることが頭をよぎり、その人影のもとに駆け寄った。



「律…??」



そして、あたしは人影に声をかけた。



向こうはあたしの声に反応して、ゆっくり振り返った。



「愛…??」



顔は薄暗くてよく見えなかったが、声で律だとわかった。



「やっぱ律だ!!」



あたしは、律に会えたことがうれしかった。


そして、律が座っているベンチにあたしも座った。



「眠れなかったの??」



いつもの優しい口調…



すごく落ち着く…