冷たい風があたしの体を通りぬける。 それがとても気持ちよかった。 「愛!!」 「ん??」 「空、見てみ!」 律は空を指差した。 あたしは、顔を上に上げた。 「うわー…。」 そこには、きれいな星空でいっぱいだった。 「すごーい…。きれー…。」 見とれてしまうほどきれいだった。 「ここって、すっげー空がきれいに見えるんだよ。」 律はうれしそうに言った。 「知らなかったなー。あたし、屋上に来たら、いつも町の夜景しか見ないから。」 「そっか。」