彼の優しい声…。 この声を聞くと落ち着く…。 「ちょっと眠れなくて…。律は??」 「俺も。寝れなくてさ…。俺、寝れないときは、いっつもこの屋上に来るんだ。」 一緒だ…。 そう思うと、うれしくなると同時に、なぜか可笑しくなって、思わず笑ってしまった。 「何笑ってんだよ!!」 「秘密!!」 このことは、あたしの心の中だけに大切にしまっておこう… そう思った。 「なんだよ…。ったく…。」 律は、残念そうにベンチに座った。 あたしも、律の隣に腰を下ろした。