だけど、律には自然と自分の気持ちが吐き出せた。 ほんの一部の気持ちだけど。 それでも、今までよりも心に… 気持ちに変化があったのは、自分でもわかった。 これが暴露療法か… 暴露療法の効き目がすごいことがわかった。 そして、律なら… 律なら信頼できるのでは…?? ふとそう思った。 すると、律は立ち上がった。 「そろそろ帰るか!寒くなってきたし。」 律はあたしの手を握って、自分のポケットに入れた。 「ちょっ!!」