向かった先は、あの庭。



ここに来ると、ホント気持ちが落ち着く。



あいつのことは忘れよう…



あたしは、広い草原の上に寝転がった。



「ここってホント気持ちいいよなー!!」



忘れようと思ってたら、近くで彼の声がする。



隣を見ると、あたしと同じように寝転がっていた。



「な、なんであんたが…。」



「ほっとけるわけねーじゃん。だから、追ってきた。」



あたしは勢いよく起き上がった。



「あたしに構わないでって言ってるでしょ!!」